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LinuxFocus 2002 年 3 月 / 4 月号 |
Linux がデスクトップシステムで主流になるのはいつの日でしょうか。
人によっては、何年もの間 Linux をデスクトップで使っていて、
他にオペレーティングシステムはインストールさえしていない人もたくさんいます
(そう言う私もその一人です)。
にもかかわらず、
Linux がデスクトップの分野でこれほどまでに出遅れているのはなぜでしょうか。
アプリケーションは十分にあります。ワードプロセッサなら
Ted、KWord、Abiword、Openoffice、Applix などなどがありますし、
Web ブラウザーなら Opera、Netscape、Mozilla、konqueror などがあります。
いったい、これらのアプリケーションのどこがいけないのでしょうか。
アプリケーションをきちんと組み上げ、安定して動作させるということは、とても時間がかかる難しい作業です。
Netscape と Mozilla は高速かつカスタマイズ可能なブラウザを作り上げることに成功しましたが
(コンポーネントや設定、テーマなどがカスタマイズでき、外見も非常に格好良くなります)、まだまだ安定性に欠けています。
行儀のいいサイトを見ているうちはいいのですが、ブラウザをクラッシュさせるような商業用サイトもたくさんあります。
Staroffice はデスクトップの上にさらにデスクトップが載っているようなものだと言われていて、嫌っている人も多くいます。
Openoffice は期待通りのオフィスアプリケーションに仕上っています。
truetype フォントを含めどんなフォントでも使うことができますが
(印刷だってできます)、フレームをクリックしただけで異常終了してしまいますし、同じページ内で複数のフォントを使うとぐちゃぐちゃになって印刷されてしまいます。
私の言っていることの意味はおわかりですね。
我々はいまだ開発の途上にあるのです。
Ted や Opera 5 などは珍しく堅牢ですが、機能が足りません。
結局、問題を回避するためには、複数のアプリケーションを同時に使う必要があります。
たとえば、ウェブサイト A、B、C、は Opera で、それ以外は Netscaep で見るのが良いといった具合です。
さて、どうしたら良いのでしょうか。
Linux は優れたサーバ用オペレーティングシステムの一つですし、組み込みシステムやソフトウェア開発用のオペレーティングシステムとしても優れています。
デスクトップ用途での Linux はまだスタートしたばかりなのです。
ですが、近い将来に状況が変わることは確実だと思います。
それまでに我々ができることは、バグレポートやプログラムのパッチを送ったり、設計に関ったりして、開発プロジェクトをサポートしていくことです。
私は、Linuxがデスクトップの分野でも秀でることを確信しています。
もうちょっと時間が必要なだけです。
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Unix の diff コマンドは、2 つのファイルを行単位に比較するのにとても便利で、どの行が違うのかが簡単に分ります。
しかし、ある行の中でどの文字が変ったのかを見つけるのはそうたやすくはありません。
そこで紹介するのが emacs の diff モードです。
ediff では変更部分に色がつくので、行中の変更箇所が見つけやすくなります。
ediff を起動するには、emacs を開いて、以下のようにタイプします。
M-x ediff-files
次に、比較したい 2 つのファイル名を入力します。
小さなポップアップウィンドウが開いたら、その中にカーソルを置き、n
と p を押下することで、ある差分から次の差分にジャンプできます。
www.linuxprinting.org
は、プリンタドライバに関するすばらしい情報源です。
モノクロプリンタや大抵のカラープリンタであれば、プリンタドライバに関する有益な情報が見つかるでしょう。
最新のカラージェットプリンタについては、www.turboprint.de も見てください。
turboprint は Linux 用の商用ドライバを安価で提供しており、買う前に試してみることができます。
私は hp970c を使っていますが、元々の HP 製の Linux 用ドライバよりも、turboprint のドライバの方が奇麗に印刷できました。
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